
今回は畑の始め方を解説します。
農作業どころか家庭菜園もしたことがない人にとって、
実際どうやってひとつの土地から野菜が育つ農地に出来るのかわからなかったりしませんか?
私もまったくの初心者で、右も左もわからないところから、
市民農園で区画を借りて農地を作ることが出来ました。
教えてくださった指導員さんのおかげですが、
そこで教えてくださった畑の作り方を今回は解説します。
今回の畑作成にかかった時間と道具は下記です。
ご自身の畑の大きさに換算して目途をたててください。
- 完成まで8ステップ。
- 32㎡で6畝作るのに5時間。(途中お昼休憩あり)
- 草刈機
- 耕運機
- クワ
- レーキ
- 肥料桶・小さいスコップ
- アーチ支柱
①畑の構想を決める
まずは区画の長さを測って、紙に農作物の構想を練ります。
- 今の季節に植えられるものは何か?
- ひとつの畝にどのくらい植えられるか?
- 支柱が必要な作物をひとつの畝で一緒に出来ないか?
などを考えて構想を練ります。
自分の思い描いた農園に出来るので、考えるだけで楽しいと思います。
作物によって苗の間隔や支柱有無などがありますので、
畑の植え付けを指南している本を見ながら構想を練ると、絵にかいた餅にならなくて済みます。
また、作物を決めたらどのマルチ(ビニールのようなもので畝を覆うもの)が必要かを決めます。
無地や、2つ穴が開いているもの、5つ穴が開いているものなどありますので、
自分が植え付けたい作物にあったマルチを敷きましょう。
②草刈りをして刈った草をどける
それでは実際に畑を作っていきます。
まずは草刈りです。
草刈機で草を刈ります。
刈った草をレーキ(西洋熊手)を使って一か所にまとめて片づけます。
そうすると、土が見えてくる状態になります。

③構想に沿って畝の場所に目印をつける
構想を練っていた畝を作る予定の箇所に、場所がわかるように目印をつけておきます。
目印のつけ方はアーチ型支柱を畝の箇所にさしておきます。

④耕運機で目印に沿って土を耕す
畝の場所に目印をつけ終わったら、耕運機で畑を耕します。
耕運機はミニ耕運機や中型の耕運機などありますので、ご自身の畝幅に沿ってご用意ください。
今回は1mの畝幅を予定していたので、1mの畝幅ができる耕運機を使用しました。
⑤牛ふんを耕した箇所に撒き、あれば肥料も追加で撒く
耕運機で耕したら、良い感じに畑っぽくなってくると思います。
耕した箇所に、牛ふんを均等に撒きます。
使用した量は3畝(1畝:1m×3.5m)で10Lでした。
1袋(10L)を3畝にわけるとちょうどよかったです。
また、あれば追加で石灰肥料・米ぬか・有機化成肥料などを均等に撒くとより良いです。
⑥クワで畝の外郭を作り、レーキ(西洋熊手)でならす
このステップが一番重労働です。
畝の外郭をクワで作り、レーキを使ってならします。
機械で出来たらよいのですが、手動で作ります。
アタッチメントがあったら耕運機でも作れるみたいですね。まぁ良い経験ということで・・

⑦マルチを敷いて外側に土を被せる
ここまで来たらあとはマルチ(画像の黒ビニール)を張るだけです。
マルチをピンと張って畝に被せます。
風で飛ばされないように石や留め具で固定しながら、マルチの外側に土を被せます。
本当はマルチ留め具を使用するとよいのですが、なかったので石を代用。
後ほどホームセンターなどで購入して留め具をすればよいと思います。

⑧通路をならして完成
最後は農作業をやりやすくするための追加オプションですが、
畝の間の通路をレーキで均して通りやすくさせて畑が完成です。
ここまでやって5時間かかりました。
30㎡程のサイズを畑の形に整えるのに5時間は見ておいたほうが良いですね。
疲れるのでこの後は何もできなくなるので1日は見ておくことをおすすめします。笑
まとめ
今回は初めての市民農園で畑の作り方をまとめました。
畑を作り始めるのに大体下記の8ステップが必要で、所要時間は5時間かかりました。
▼畑の始め方8ステップ
①畑の構想を決める
②草刈りをして刈った草をどける
③構想に沿って畝の場所に目印をつける
④耕運機で目印に沿って土を耕す
⑤牛ふんを耕した箇所に撒き、あれば肥料も追加で撒く
⑥クワで畝の外郭を作り、レーキ(西洋熊手)でならす
⑦マルチを敷いて外側に土を被せる
⑧通路をならして完成
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